おぐさんの破天荒と虚構に物申す

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小林麻央の死亡の異常な過剰報道の裏 野際陽子と原節子と月丘夢路の顔が浮かぶ

 

小林麻央の死亡の異常な過剰報道の裏 野際陽子原節子月丘夢路の顔が浮かぶ

 

小林麻央の死亡を朝からマスコミが過剰に取上げていた。

NHKの「ひるまえほっと」という番組やニュースで取上げてたことに大きな問題を感じた。

 

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フリーアナウンサーとして日本テレビで”活動”していた小林麻央、決して”活躍”までとは言いがたかった。

 

 

わざわざ過剰に取上げるほど国民的でもなく、彼女はスターでも特に活躍した人物でもないからだ。なのに過剰に取上げたマスコミの罪は重たい。

 

特に日本テレビが過剰に報道しているように感じた。「ミヤネ屋」や「news every」は、夫の市川海老蔵も含めて、過剰にアメーバブログの記事や写真などを織り交ぜて視聴者を煽る異常な報道を繰り返していた。1時間以上も延々と何度も取上げており、凄く気分が悪くなる内容や不快な映像の連続だった。

 

小林麻央のゼロからわかるニュースのキホン〈2009〉

 

 

 

・過剰報道といえば野際陽子の死亡報道も過剰だと感じた

 

野際陽子はキーハンター以外は大きな主演の代表作はなかった。主演の代表作は残念ながらたった1作のもである。

 

「キーハンター」は丹波哲郎が主演だと思う人も居るだろうが実は丹波哲郎は全話数中、余り多く出演していない。つまり顔だけという部分もある程度は存在していたようだ。私は10年ほど前に現存する全数話数をCS放送の再放送で視聴している。丹波は出演があっても出だしやオチなどの部分的な出演が多数だった。

 

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野際陽子の「キーハンター」と同様に東映のアクションドラマの「ザ・スーパーガール」、再放送で昔に見たことがある。女性のメインキャストで展開するところは同東映の「プレイガール」と通じる部分がある。

 

 

太陽にほえろ!」でいうと石原裕次郎の出演の仕方のイイ取りとほぼ同様である。殉職や新人の初回などの要所だけ出番が多い。

 

「キーハンター」の主演は出演分数や出演話数などの理由から事実上、若手の野際陽子千葉真一が多数を占めていた。

 

野際陽子は助演で80年代後半頃から頭角を現してきたが、それまでの期間は代表作がない。1960年代から1970年代のテレビドラマの黄金期に「キーハンター」以外の代表作がなかったのは彼女の大きな汚点である。これも当然ながら無視されている。

 

その後、助演でテレビのヒット作にいくつかで存在感を示した。だがそれはあくまでテレビのみのレベルである。映画ではろくな活躍はできなかった。野際陽子の映画の代表作はテレビの延長作のみであった。事実上、テレビ映画である。そのことをテレビの報道は無視した。

 

これらのことはいかがなものだろうか。私は大きな問題を感じた。

 

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川口浩は序盤の頃は登場しない。ゲストで登場してからレギュラー的な存在となるが毎回は出ていない。

 

 

 

月丘夢路の死亡報道を余裕で無視した異常で破天荒なマスコミの大罪

 

月丘夢路は映画で活躍した名女優である。私はこの数年間で彼女の出演作を数本で観ている。彼女が2017年5月3日に94歳で天に召された時に、テレビはほぼ報道しなかった。私はおかしいと感じた。彼女はマスコミが過剰に取上げた野際陽子よりも数段以上の活躍した女優だったからだ。

 

 

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戦後の月丘夢路は1949年の小津安二郎の「晩春」に助演した後、1953年の原爆を描いた独創的な映画、関川秀雄の「ひろしま」にも月丘夢路へ助演しています。その後、1954年から始まる通算5000万人以上を動員した大庭秀雄の「君の名は」へ助演で出演します。また大ヒットした中村登の「家族会議 東京篇、大阪篇」、木下恵介の「二十四の瞳」への助演、高田浩吉の主演の時代劇映画「伝七捕物帳シリーズ」のヒロイン出演なども大きな代表作です。表記外の助演も含めた映画の主な代表作は30作以上あります。

 

 

たしかに月丘夢路はは映画時代以降は大きな活躍はほとんどありませんでしたが、芸歴は宝塚時代から約80年に到達する。晩年はたまに「徹子の部屋」へ出演することで、芸歴を延ばしていたセコイ活動をしていたことも現実である。

 

月丘夢路は映画で1940年から1960年代を中心に1989年までで、160作近くの映画へ出演した。この数字は女優では大きなものである。ヒロインが多い女優では戦後でも上位に入るからだ。

 

月丘夢路の主演映画は1940年から1959年まで35作強を数え、ヒロイン数は主演を含めて、85作に到達した。これは紛れも無い真実である。

 

この出演とヒロイン数はテレビが過剰に取上げた原節子を余裕で上回る。彼女の映画出演数は110作強、ヒロイン数は60作強である。原節子はマスコミが好きな有名作がいくつかあるだけであり、月丘夢路の方がある意味で格上だ。

 

 

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名匠の五所平之助の「新雪」は1942年の公開され、商品化されているもっとも古い月丘夢路の主演映画の代表作です。

 

 

小林麻央野際陽子原節子月丘夢路

 

原節子も活躍した女優だが、月丘夢路の死亡報道の扱いの酷さは明らかにおかしかった。マスコミの都合がいい情報操作やいつもの印象操作だと感じた。小林麻央の死亡の過剰な報道や野際陽子の死亡報道、原節子の死亡報道の過剰な誇張振り、そしてちゃんと取り上げられなかった月丘夢路の死亡報道は問題点という面で通じているのだ。